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壁内結露を防ぐために木を使わないという選択肢 |家づくりコラム|株式会社ライトパス

壁内結露を防ぐために木を使わないという選択肢

壁内結露を防ぐために木を使わないという選択肢

※出典:ダイライトMS|DAIKEN

お家を建てる時の仕組みとしては、まず柱を建て、柱と柱の間に板を張ります。この板自体が強度を持っているので、耐震性を向上させてくれます。

この板は一般的に構造用合板と言われ、素材は木材です。耐震性の向上も目的としているため、一般の方が想像する以上に強度があるものですが、この木材を使用した時に注意したいのがお家の壁内結露

今回は、この板(=外壁下地材)を木材ではない素材にすることで、壁内結露の発生率を下げていこうという内容です。詳しく解説していきます。

 

結露はどんな時に起こるのか?

まず、結露の仕組みです。空気中には水分が含まれていますが、気温により含むことができる水分量は限られており、その限界を超えたら結露として現れます。そして、結露するパターンは2種類です。

1つは、気温=容器が小さくなることで、元々含まれていた水蒸気が溢れてしまうパターン。

これは主に冬に起こる現象ですね。室温20度・湿度50%にした部屋の窓付近で、空気が冷やされて結露するのと同じです。そして、これは壁内でも起こる可能性があります。室温20度・湿度50%の空気が壁内に抜けていき、壁内の屋外側で冷やされて結露するケースです。

もう1つは、気温=容器は同じでも、中の水蒸気が増えていき溢れるパターンです。

これは、夏場に起こる壁内結露のパターンです。では、なぜ壁の中で水蒸気がどんどん増えてしまうのか?それは、木材だからです。

 

夏に暖められた木材から水蒸気が発生し、壁内結露の発生率を上げる

家を建てる時に使う木材は、一般的に乾燥させてから使いますが、木には調湿効果があるため梅雨の時期は水蒸気を溜め込んでしまいます。そして夏本番になる頃には、その気温と日差しで暖められた木材から水蒸気が放出され、壁内の湿度が上がっていきます

室内ではエアコンを使うことで27〜28度程度に冷やされますが、この時に内側の壁が室温で冷やされます。冷やされた壁と、湿度の上がった壁内、という環境になると夏の壁内結露が発生しやすくなります。なので、室内温度を20度ぐらいにするのは、お家にとってはかなり危険だったりします。

壁内結露のイメージ

冬と夏で、壁内結露の発生要因が少し異なりますが、どちらにしても壁内の水蒸気量が減れば結露は防止することができます。

 

外壁下地材に、木材以外の素材であるダイライトを使う2つのメリット

ここで登場するのが、ダイケン工業さんのダイライトMS(外壁下地材)です。


※出典:ダイライトMS|DAIKEN

ダイライトMSは、見た目は同じような板でも素材が木材ではなく、鉱物、鉄鉱由来の原料が使われています。

ダイライトMSの原料
※出典:ダイライトMS|DAIKEN

素材が木材でないことで、まず1つ目のメリットがあります。それは、水蒸気を溜め込まない=水蒸気を発生させないという点です。木材はどうしても水蒸気を含んでしまうため、根本的に材料を違うものにしてしまえば、夏場の水蒸気発生を減らすことができます。

そして2つ目のメリットが、水蒸気を木材の3〜4倍通す特性です。木材だったら壁内に溜まってしまいがちな水蒸気が、ダイライトMSなら外に逃げていきます。

外壁下地材を木材から鉱物、鉄鉱由来のものに変えることで、夏も冬も壁内結露の予防ができるようになります。

 

強度も木材と同じ!良いことだらけのダイライトMSのデメリットは?

壁内の結露防止に最適なダイライトMS。強度も木材の外壁下地材と変わりません。では、なぜ一般的に使われることが少ないのか?それは、値段が高いからです。

とは言え、木材の外壁下地材を使うことですぐに家がダメになるというわけではありません。壁内結露が大量に発生してしまうというわけではなく、夏は室温を下げすぎない、冬は加湿しすぎないといった工夫で問題ありません。ただ、場合によっては壁内結露がダイライトMSよりは発生しやすいため、断熱性能や耐震性が僅かながらでも下がってしまう可能性はあります。

大きな問題になることはありませんが、完成した当初の性能や快適性を長く維持するためにも、少しでも懸念材料は無くしておきたい。そう考えると、外壁下地材にダイライトMSを採用することは良い選択になると思います。

 

火災、白蟻、腐朽などに強いすぐれた耐久性

余談ですが、ダイライトMSは燃えにくい無機質素材のため、木材を使うよりも火災時に安全に避難できる時間を確保することができます。

また、木材でないことから白蟻の被害も押さえられ、結露も起きにくく水に強い性質があるため、木造住宅の耐用年数向上にも貢献してくれます。

メリットが大きいので、注文住宅をお考えの方はぜひご検討いただきたいですね。

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